解体工事費の相場|飯田市・下伊那郡地域編

親の家を相続して、その不動産をどうしようか、いろいろと悩んでいる方も多いかと思います。

地方の古い家は取り壊して、更地にした方が売却しやすくなるのは事実ですが、立地にもよりますので、まずは地域の不動産会社にご相談ください。

今回はこの解体時にかかる費用や注意点について、話をしたいと思います。

解体費用もおおよそこの程度という相場が存在しますが、見積を取るとかなりのバラツキがあったりします。

なぜかといいますと、家を新築する場合、その工事は材料費やキッチンやユニットバスといった設備機器の代金、その設置や作業代金の積み上げで価格が構成されています。

しかし、解体工事は材料費はほとんど無く、作業代金が大半を占め、作業の効率性によって価格が大きく変わってきます。

実際の費用としての目安は、木造であれば坪5万円程度、軽量鉄骨であれば7万円がこの地方の相場となってきます。

重量鉄骨であれば、鉄の買取価格によって大きく異なりますので、しっかりと見積をとってください。

30坪の木造住宅なら150万円となりますが、周辺の状況によって変わってくるのが解体工事です。

実際にはこの150万円に消費税相当額でプラス15万円、その他、約25％が経費として加算されますので、合計金額は200万円程度となってきます。

最近はアスベストの調査費用やその撤去の為の作業代金の必要になってきますので、これらの負担も当然にあると念頭に置いておいた方が無難です。

アスベストの吹付は1975年に禁止されていますが、それ以後も建築材料にはアスベストが使用されてきました。

しかしアスベストを含む建材となると最近まで使用されていましたので注意が必要です。

この解体工事価格に大きく影響するのが重機が入って作業ができるかどうか？つまり道路との接道の状況です。

重機が入って作業が出来ないとなると、全て手作業になってくるので作業性が落ちますのでコストアップの要因となります。

これは取り壊した廃材の搬出作業にも影響しますので、狭い道路で重機が搬入できない場合は、予算に余裕を持たせてください。

また、自治体によっては解体工事の補助金があったりしますので、自治体のホームページのチェックしておくと良いと思います。